消費税は年内に試算をしておきましょう。

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今日はとある指導機関での相談日でした。
まだ確定申告ができている方は少ない
ですが、何人かは本日に終わりました。

いろいろと質問があった中で今回は
とくに消費税関係が気になったので
ピックアップしました。

消費税はかかりますか?

消費税はかかるのか?からないのか?
※説明を分かりやすくするため特定期間の課税売上高に
ついては考えない事とします。

1,000万円は税込なのか?税抜きなのか?

最初に売上が1,000万円を超えた年は
税込で判断します。

簡単な言葉で説明すると、
消費税のかかった年は税抜きで判断して、
消費税のかからなかった年は税込で判断します。

毎年1,050万円の売上がずっと続くとすると、
最初の2年間は消費税はかからず、次の2年間はかかり、
その次の2年間はかからず、、、続く

一般課税と簡易課税

簡単な簡易課税? 難しい一般課税?

たしかに簡単、難しい?とは言えますが、
有利不利をすっ飛ばして選んでいる場合が
あります。

税務署から届いた封筒の中に簡易課税の選択届出書
が入っていたので何も考えずに提出した。とか、、、

偶然有利なら良いのですが、
逆のパターンも経験しています。
簡易60万円、一般25万円、、、
数年間、簡易課税のままでした。

景気の良い時代は簡易課税が有利だったのに
時代の変化で一般課税が有利になる場合も
あります。

もちろん逆の場合もあります。

年末までには一度試算してみる

指導機関での確定申告の本格的な指導は
年を越してからの場合が多いです。

1月の相談日に消費税の計算方法(一般・簡易)の
有利不利を計算してみて、現在選んでいる計算方法が
不利と分かった場合でも基本的に計算方法を変える
ことはできません。
※事後的には課税期間の短縮の方法はありますが、、、
手間もかかり一般的ではありません。
11月や12月までには一度その年の試算表を作ってみて
年間の数字の予想と消費税の税額(一般・簡易の両方)予想
を出してみましょう。

わかる範囲で翌年の売上や設備投資等の予定も考慮して
消費税の計算方法の選択を考えてみましょう。

意外と毎年、一般と簡易の両方の消費税額の試算をしていない
方がいらっしゃいます。

利益が出て来た時や、逆に利益が減って来たときなどには
計算方法の有利不利が逆転します。
そんな時は注意しましょう。

その他

これからは消費税の軽減税率に関する
質問も増えてくると考えられます。

飲食業だと10%預かって8%支払うとなると
納付金額が増えるので負担感が大きく
感じられますね。

その他、いくつか宿題も戴きましたので、
次回までに調べておきます。

来週もこちらでお世話になります。

【編集後記】

とあると指導機関で1日担当していました。
どの指導機関もほほ100%近く
e-TAXでの申告になってます。

【昨日の1日1新】

ストロベリーフィールズ(花屋さん)

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