確定申告期の税務支援

Pocket

私の所属する税理士会では「指定税理士」に手をあげると
確定申告期等に各種団体に派遣され、いろいろとお手伝いできます。
希望の団体が選べる訳ではありませんが・・・

先週は青色申告会、本日は地元の商工会に行ってきました。
商工会はあと2回、そのあと商工会議所、青色申告会とまだまだ続きます。

確定申告期の税務相談

確定申告期には市役所やコミュニティーセンター等で
行われる無料相談や、商工会議所、商工会、青色申告会で
の申告相談(電子申告)があります。

以前は2月から3月初旬にかけて20日間くらい
従事していましたが、最近は数を絞っています。
それでも10日間くらいあります。

2月〜平日の20日間って・・・よくこなしていたなと。
今はありませんが、朝の7時半頃に会場入りして夜の
7時過ぎまで・・・なんて日もありました。
農協の臨税対策(そんな事が昔ありました)も懐かしいです。

今日の気づき

今日はあまりお話できる質問は出ませんでしたが、
気づいたことを少し・・・

・消費税の簡易課税を選択している場合の
売上相殺について

昨年の売上金額が1,000万円を少し下回る方。
「ギリギリですね?」
「何とかギリギリなんです!」

元請けさんの支払い明細を見ると
いろいろと売上から相殺されている項目が・・・

「この相殺されている金額は売上に入っていますか?」
「えっ、売上に入れるのですか?」
「これを入れると超えますね・・・?」
「余裕で超えますね・・・」

・家内労働者等の必要経費の特例について

家内労働者等とは、家内労働法に規定する家内労働者や、
外交員、集金人、電力計量の検針人のほか、特定の人に対して
継続的に人的役務の提供を行うことを業務とする人をいいます。(国税HPより)

家内労働者等の場合は、必要経費として65万円まで認められる特例です。
一般的によくあるのは内職さんや保険の外交、シルバー人材センター、
ヤクルトのお姉さんをイメージしますが、条件が揃えば塾の講師、
マッサージ師なども適用されそうです。

話を伺うと、「それって給料じゃないの?」という業種・内容でも
源泉徴収票は出ないと言われた方がいらっしゃいました。

商工会の記帳代行

・商工会の機械化(記帳代行)
商工会では会員さんに定型の帳面を記載してもらい
それをPC入力する記帳代行をしています。基本の会費にプラスして
仕訳数にもよりますが、年間数万円でやってもらえます。

商工会の担当の方に「手間で大変ではないですか?」と尋ねたところ
「ぐちゃぐちゃの内容のものが、確定申告期に一気に来るよりは
毎月きちんとチェックできるので、これはこれで良いのですよ」
とのことでした。なるほど??・・・

最近はノートPCに会計ソフトを入れて、自分で入力される方も
増えましたが、とんでもない仕訳(入力)を平気でされる方もいますので・・

商工会さんも確定申告期には、かなりの数の会員さんの確定申告
をしなければなりませんので、資料集めなど会員さんへの
周知が効率よくなされています。

この点は見習わないと・・・汗

今回も一部の相談者の方から
「うちの場合、税理士さんに見てもらった方が良いのですか?」
「だいたい、幾らぐらい掛かるのですか?」
とコソッと聞かれました。

【編集後記】

第四世代の電子申告用のカードを
作ったのは良いのですが、受領書の
オンライン認証をすっかり忘れて
いました。
税理士会から「失効しますよ!」のお手紙が
来て忘れている事に気がつき、早速送信しました。
助かりました。汗

【1日1新】

商工会のPCでe-TAX入力

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。