確定申告期における無料相談の反省会に参加してきました

Pocket

私の所属する税理士会では
確定申告が終わった後に
無料相談等に従事した税理士
(指定税理士)で反省会を行っています。

指定税理士の反省会

反省会では1人ひとりが今回の確定申告期の無料相談等に
従事して感じた事、問題点などを発表していきます。

皆さん、屈託のない意見を話されます。
細かな内容は書けませんが、私たち税理士のため、
そして納税者のため、無料相談等がより良くなるような
意見が交換されます。

毎回取り上げられる項目(問題点)として以下の2点があります。
もちろん他にも細々とした問題もありますが、、、

・相談者(納税者)の所得(儲け)が基準を超えている場合の対応

指導機関にもよりますが、特前所得で300万円や400万円などの
所得基準があります。基準を超える所得の納税者の申告の対応を
見合わせる、あるいは対応を考える、その事を納税者に伝える、、、

ある程度儲けが出ている方は「税理士の関与を
考えてくださいね!!」みたいな感じです。
それはある意味「基準以上の儲けのある方は
商工会等での指導もご遠慮ください」となって
しまいます。

商工会等も会員さんの確保もありますし、
その年その年で対応を変えるのか?等
難しい問題だなと感じています。

・譲渡所得等の申告は対応しない

無料相談会場等では土地や株式等の売却に
ついての申告には対応しないという事です。

土地や株式等の売却になると金額も大きく
なりがちです。また、現場に必要資料が全て
揃っているのかという問題もありますので、
税理士が従事する無料相談会場では対応せずに、
税務署が対応する相談会場に行ってもらいます。

過去にいろいろとトラブルがあったようです。
今では相談会場ではそういった申告は受付ない
という事が周知徹底されているようです。
実際、そういった申告書を対応することは
なくなりました。

先月行った商工会でも、事業所得のところまでは
こちらで対応しましたが、株の売却による損失の部分は
税務署の相談会場に行ってくださいとなりました。

反省会後の懇親会

私はお酒を飲みませんが、毎回懇親会にも
参加しています。

懇親会の席でも各相談会場の生々しいお話が
聞けて勉強になります。今回は税理士と納税者
とのトラブルではありまのせんが少しショックな
話を聞いて気が沈みました、、、
私もお世話になった所でそんな事があるのかと。

懇親会といっても、執行部の方は参加者の
一人一人に問題点や意見を聞きに回り
情報収集をされています。
お酒は入りますが、真面目な懇親会だと
感じています。

年々参加者が減っています

この反省会には10年以上参加していますが、
年々参加者が減っています。以前は「反省会に
参加しない税理士には担当させなくても良い!!」
という先輩税理士もいましたが、そこまでの強制力は
実際ありません。

ただ、担当執行部の方々は現場の生の意見を
欲しがっています。感想や意見はメールで
送れば、時間のかかる反省会など行う必要が
ないとの考えの先生もいらっしゃると思います。

しかし対面でお話すると、一方的な意見だけでなく、
より有意義な会話のキャッチボールができます。
問題点に対する解決策など突っ込んだ話もできる
でしょう。

懇親会が嫌な方もいるかもしれませんが、反省会だけでも
全然OKです。懇親会費用もかかりません。

強制的にいやいや無料相談会場に駆り出された先生は
仕方がないにしても、自主的に参加された先生には
是非次回は反省会に参加して戴きたいです。
とくに若い先生の参加をお待ちしています。

宜しくお願い致します。

【編集後記】

今日は所属する税理士会の総会資料の
読み合わせ(校正作業)でした。
ここがズレている、スペースが、
半角が、、、と皆で文面の粗探しでした。

【1日1新】

車屋食堂で夜の反省会

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。