数字から想像する

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No438

知っているか知らないか
やるかやらないか

昨日は大阪にて古田土会計の
毎月の勉強会でした。

毎回学びがありますので、
とても助かります。

今回は古田土先生ではなく
飯島さんでしたので、いつもと
違う雰囲気でした。

私は飯島さんの話は養成塾などで
よく聞いていますので、いつもの
飯島さんという感じでしたが、、、

見えているものと見えないもの

今回は月次決算道場ということで、
初めて見る月次決算書から何が問題で、
そこから何を導くかなどをワークしました。

最初に提示される資料は以下のようなものです。

貸借対照表、損益計算書、各主要科目の年計表、
売上のグラフ、月次推移損益計算書、
三期比較損益計算書、資金別貸借対照表など

各自で資料を20分くらい検討した後に
前後の席の3〜4人のグループでシェアします。

会社の前提条件などは先に教えてもらえ
ます。

業種、役員数、従業員数、その他を考慮しながら
どんな会社か想像していきます。

社長はこんな人で、従業員はこんな感じ、
会社の様子はこんなかな?なんて勝手に
想像すると、よりリアル感が増します。

ただ数字を見ているだけでは見えてこない
ものもあります。

もちろん数字の大きなもの、増減の大きいもの、
会社特有の変動費・固定費の構成などから
見えることもあります。

先日、他のセミナーで講師の方に

「お金」ではなく「数字」でB/S,P/Lを見ていませんか?
と言われてハットとした事がありました。

決算書などはもちろん数字で構成されていますが、
その中身は生身の「お金」です。
職業柄、いつしか「数字」とう無味乾燥としたもの
でしか見られなくなっていませんか?
という戒めの意味です。

私を含め皆さんあれこれ問題点はわりと
出やすいのですが、そこから会社をどう
導くかについては難しいです。

導くこと

皆、事例から問題点に気づき、そこから
あれこれできる事は思いつくのですが、
なかなか上手く言語化できないのです。

思っていても口に出てこないというか、、、
頭の中で考えていても言語化できない限り
導くことはできません。

導くこと=気づかせること

全ての経費を洗い直す。
この際、請求書、領収書を一枚一枚確認する。

広告宣伝費や採用費などの経費の費用対効果を
確認していないのなら、しっかりと分析する。

利益計画をつくる
販売計画は得意先別、商品別、担当者別ごとに
つくり自社の傾向を分析する。

人が育っていないのであれば、営業(事務)マニュアルを
作成する。社員教育費をかける、手間暇を惜しまずに
社員を指導する。

シェアータイムで他の方から自分では気づかなかった
意見や言おうと思っていたことを聞かされると、
そういう視点もあったのかと新たな気づきがあります。

問題点を見つけること、
その問題点から何が分かるのか、
次の行動は何をすればよいのか、

それを社長様や社員さんにどう伝え行動してもらうのか、
分かる事と伝える事、気づいてもらう事、導くことは違います。

そこが難しいところでもあります。
そして会計事務所側の腕の見せ所
かと思います。

私はなかなか動いてもらえない社長様には
コーチングの手法が有効と考えて取り入れています。

【編集後記】

セミナーなどで隣同士やグループでの
ワークやシェアーは今では普通に行われますが、
セミナー内容を意識させるという点では、とても
効果的です。

【昨日の1日1新】

セミナーに事務所から2人で参加

カリカリポッキー??

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