ラベル、レッテル、思い込み

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No402

知っているか知らないか
やるかやらないか

昨日はコーチングの勉強会でした。

今回のテーマはラベル(レッテル)を貼るです。

人は他人に対して知らず識らずのうちに
ラベルを張って要る事があります。
ほとんど張っているような、、、

あの人、感じがいいな〜
あの人、なんか合うな〜
あの人、苦手!! キライ!!

とか、普段の生活でありますよね。
その人が実際にいい人悪い人という事には
関係なく、自分と合いそうかどうかで
勝手に判断(ラベルを貼る)しています。

コーチングの場合

普段の生活なら、好き嫌いで終わる話ですが、
コーチングにおいては、クライアントである
相手にラベルを貼ることは危険です。

この人はこう! 何々だからこれ!!
と先入観として決めつけてしまっては
効果的なコーチングはできません。

コーチングは様々なクライアントに合わせた
個別の対応が求められます。

クライアントに感じられることは
あくまで傾向であり、ある見方(視点)が
提供されているだけです。

優位表象システム(VAK)

人は使う言葉などでザックリと
視覚優位、聴覚優位、身体感覚
の特徴が見て取れます。

どれが優れていてどれが劣っている
ということではなく、あくまで
傾向と考えます。

私は視覚優位の傾向があり、身体感覚は
あまり無いようです。
音楽を聴かないので、やはり聴覚優位も
低いです、、汗

視覚優位、聴覚優位、身体感覚の特徴
※あくまで典型的なもの(傾向)です

視覚優位の方は
「見える、見えない」「明るい、暗い」「見た目」

視線は上方に動かしがち
テンポが早く早口
ビジュアルを記憶しやすい
結果がイメージできないとやる気が起こらない
雑音があっても集中できる
見かけに反応しやすい

聴覚優位な方は
「聞こえる」「考える」「思う」「〜のように聞こえる」

視線は左右に動かしがち
言葉を大切にし、理論的である
音や言葉を記憶しやすい
雑音があると集中できない
自問自答や独り言をよく言う

身体感覚な方は
「感じる」「触れる」「気になる、重い」「鳥肌が立つような」

視線を下方に動かしがち
テンポは遅めで、ゆっくり話す
感情やふれあい、感じに反応しやすい

という表現が使われる傾向があります。

同じ優位性があるもの同士だと相手の
話す事がよく分かるのですが、全く
異なるとどうしても違和感を感じる事が
あります。

なぜあの人はあんな風に考えるのか?
なぜこちらの考えが上手く伝わらないのか?

そう感じたならば自分と相手との上記の優位性が
大きく異なる事が考えられます。

ラベル(レッテル)を貼らない

よく遅刻する人がいるとします。
あの人は遅刻をする人だとラベル(レッテル)を
張ってしまうと、その人はこれから将来にわたっても
遅刻をする人となってしまいます。

過去の残像から、その人の未来の行動を予測し、
制限してしまうことになります。

実際に遅刻をしがちな人かもしれませんが、
コーチングは相手の未来に向けて行うもののため、
ある一面だけをとらえて「その人」と定義して
しまうことは、最初に話したコーチがクライアントへの
個別対応するチャンスを捨ててしまう事になります。

同じようなことは、ある属性に対するステレオタイプ
にも言えます。関東人は、、、関西人は、、、日本人は、、、
田舎者は、、、若者は、、、キリがありませんね。

またコーチがクライアントへ個別対応する際にも注意が
必要です。個別対応するにはクライアントを漠然と観察して
いるだけでは的確に理解することはできません。

コーチがクライアントにラベルを貼ることの弊害は
これまで書いてきましたが、長くなってきたので
次回に続きます、、、汗

【編集後記】

今日は午前中は商工会議所
午後は大阪、夜はコーチングの
練習会が終わったら、、、
1日終わっていました。

【週末の1日1新】

新幹線EX-IC 改札でハジかれる。
単純な名古屋⇄大阪の入力誤り。
時間がギリギリだったので焦りました。

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