年末調整で気をつけている事

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12月も中旬になり年末調整業務が慌ただしくなって来ました。
会計事務所によっては年末調整をやらないような所もあるそうです。
羨ましい限りです。

気をつけていること

12月に入り、年末調整のお手伝いをする時期になりました。
年末調整や確定申告期に商工会や無料相談所に座る機会が何回かあります。
強制参加ではありませんが、自分の勉強にもなるため毎年参加しています。

私が年末調整や確定申告で特に気をつけている事は、寡婦控除や障害者控除の
対象になるかどうかの確認です。

今では相談者にいろいろとお尋ね(質問)出来るようになりましたが、
最初の頃は話を切り出すのに勇気がいりました。初対面の方に、
「離婚」「死別」「障害」等のお話をする事に慣れるまでに時間が
かかりました。

社会人になって自分の周りで「離婚」「死別」「障害」等を経験し、
それが特別でないことも分かって来ました。

しかし、それは相談者から説明がない限り、相談者に聞いて初めて
分かるものであり、会っただけで分かるものではありません。

寡婦(寡夫)控除と障害者控除

寡婦の場合には、扶養親族または生計を一にする子がいれば
夫と離婚、死別した後、婚姻していない人は寡婦になります。

また、夫と死別した後、婚姻していない人は500万円の所得制限
をクリアしていれば寡婦になります。

つまり、離婚の場合には扶養親族等がいないと寡婦になれませんが、
死別の場合には、それなりの所得がなければ寡婦になります。

女性や年配の相談者とお話をする時には「失礼ですが・・」と
聞く必要があります。

※寡夫の場合には、離婚・死別共に、生計を一にする子があり、かつ
500万円の所得制限があります(男性には厳しいですね)。

障害者控除に関しても、障害者手帳を持参される方は分かりますが、
そうでない場合、「失礼ですが、ご家族の中に・・」と聞くように
しています。意外と控除されていなく、5年間の更正の請求をする
場合がありました。

あと忘れがちなのが(私だけかも?)、勤労学生控除です。
アルバイト等の年末調整時に、本人が勤労学生に該当するのか、
所得要件はどうなのか、確認するようにしています。

還付金額の考え方

年末調整や確定申告で還付金額が発生すると、独立当初に先輩から
聞かされた話を思い出します。

「いいかい、いくら安い還付金額でも「○○円しか戻って来ませんね」
とは言ってはいけないよ」
「君にとっては○○円しか・・かも知れないが、
その方にとっては大切な○○円なのだから」

それから私は還付金がある場合には、
「良かったですね。○○円も戻って来ますよ!」
と話すようにしています。

【編集後記】

週末には営業車のタイヤをスタッドレスタイヤに
交換します。

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