No440
知っているか・知らないか
やるか・やらないか
昨日は商工会議所にて
いつもの記帳指導でした。
記帳指導といいながらあまり
記帳の指導はしません。
実際は皆さんノートPCでの
会計ソフトの入力です。
ここ数年でほぼ100%近くの方が
ノートPCを持ち込まれます。
会計ソフト
記帳指導にいらっしゃる方は
様々な会計ソフトを利用しています。
主要なものとしては
弥生会計、Freee、MFクラウドです。
小規模な個人事業主の方は
「やよいの青色申告」が多かったですが
最近はクラウド系が増えてきています。
銀行口座やクレジットをネットバンク等から
自動連動させている方も増えてきました。
ネットを通じた取引の多い方にはメリットが
大きいです。
昨日は初めてフリーウェイという
ソフトを見ました。調べてみると
簡易な内容ですが無料版もあるようですね。
簿記の知識は要りません
会計ソフトの入力自体には簿記の知識は
必要ありません。
現預金等の入出金を入力する。
ネットバンク等の自動連動の
設定をして、チェックのついた
ものを訂正する。
初期の入力方法さえ覚えれば
難しい事はほとんどありません。
裏の仕組みを知らなくても
貸借対照表や損益計算書が
勝手に出来上がります。
便利な機能がたくさんあります。
ただ、皆さん現預金の入力に終始して
折角の便利な機能が使われずにいます。
・元帳(総勘定元帳)表示
現預金を入力しても残高を
確認していない方がいます。
いわゆる入力しっぱなし、、、汗
現金帳や預金帳で入力していても
残高も表示されますから毎回きちんと
確認しましょう。
他の勘定科目も元帳表示で検索すると
入力漏れや異常値の確認ができます。
・合計残高試算表
入力した月までの貸借対照表や損益計算書、
利益(所得)の確認ができます。
しかし貸借対照表や損益計算書の
概念のない方が多いです。
・推移表(損益計算書)
推移表は一番使えると思うのですが、
見たこともない方が多いです。
会計ソフトによっては何処で確認して良いのか
分かりにくいですが、一度説明すると皆さん、
これは良いと喜ばれます。
収入や経費は月別に横で見ると理解しやすいです。
入力漏れの確認もここで見つけやすいですね。
簿記の知識はあると良いです
会計ソフトに入力して試算表や決算書を
作成するのに正直簿記の知識は必要ありません。
知らない間に何かしら形ができてしまいます。
しかし、損益計算書の利益(所得)から税額が
計算される事、貸借対照表の数字が動くだけでは
利益(所得)は変わらない事など簿記の基本は
押さえておくと良いと考えています。
現預金を入力するのに仕訳を考える必要は
ありませんが、ある取引が仕訳では
どうなるのかと考えることができると
会計の知識がぐんと上がりますよ。
それは単に知識だけに止まらず
必ずビジネスを行う上での力に
なると信じています。
各指導機関で記帳指導を受けられている方は
指導の方に仕訳について分からない事があれば、
聞いて見てください。
きっと目から鱗の回答が得られると思いますよ。
是非、質問して見てください。
【編集後記】
消費税の増税も近づいたことから
インボイス制度の説明をしています。
「エグいことしますね!!」と言う感想が
多いです。
【昨日の1日1新】
酵素温浴について教わる。