No633
知っているか・知らないか
やるか・やらないか
6月も残り少なくなりました。
6月といえば住民税の納付書が
届いたり、会社では特別徴収の
手続きの時期ですね。
先日、久しぶりに税金関係で
戸惑ったことがありました。
所得税
確定申告をして税額が発生すると、
納めるのが所得税です。
所得税といえば、昨年(令和元年)の確定申告は
新型コロナウイルスの影響で申告期限が延長されたりと
大変だった覚えがあります。
最後に申告したのは6月に入った、
つい先日です。汗
新型コロナウイルスの影響は
まだまだ終わったわけでは
ありませんね。
所得税は国税と呼ばれる税金です。
日本の所得税は累進課税方式を
採っているので所得(儲け)が多いほど
税率は5%、10%、20%、、、と高くなります。
確定申告をすると所得税が確定して納付します。
しかし、その年の所得(儲け)に対する税額は
所得税だけではありません。
その他の税額
国に対して納める所得税(国税)と共に
地方(県・市他)に納める住民税、事業税
があります。
所得税の確定申告をすると、自動的に住民税(市県民税)や
事業税なども計算され、県や市町村から納付書が届きます。
それだけではありません。その年の所得(儲け)から
国民健康保険や介護保険などの金額も決定されます。
確定申告では所得税を自分で計算するので、
所得税額に対する実感は湧く?かもしれません。
しかし、住民税、その他の税額は役所などが
後から税額を決めて納付書を(勝手に)送って来るので、
「良くわからないけれど納めなければならないモノ」
と言うイメージではないでしょうか?
実際に住民税等の計算方法を理解している方は
少ないです。
中には住民税の非課税枠や、お年寄りの身内が居ると
介護保険の税額のランクに非常に詳しい方も
いらっしゃいます。
「均等割もかかるとマズイのです!!」なんて
会話になったりします。汗
ただし、住民税や事業税は所得税が確定した
時点で税額も出せます。
会計ソフトによっては税額一覧も作成できます。
国民健康保険や介護保険などは少し計算が
複雑ですが、概算は何となく出せると思います。
*自分の所得だけで決まるわけでは無く、世帯の所得も絡むので難しいのですが、、、
サラリーマンの方は、所得税も住民税も
給与から天引きされますから、税金を納めている
感覚はあまり無いと思います。
給与明細を見ると税額は分かりますが、実際には
手取り金額しか気にならないかと、、、
住民税は給与明細には載っていますが、
源泉徴収票にはありませんしね。
税額の相違
確定申告が終わるとお客様に
税額一覧表をお渡ししています。
4月に引き落とされる所得税の税額
及び7月、11月の予定納税額、
住民税や8月、11月の事業税額などです。
この表に国保や国民年金、固定資産税、
自動車税等の税額情報を入れると年間の税金
予定がほぼ立ちますが、皆さん見たくないと
言われます。
次の年の春まで続く納税予定を
見ると皆さん萎えるとの事です。汗
税額の相違
ただし、お渡しした税額一覧表と実際に
市役所から送られて来る住民税の納付書に
相違がある場合があります。
そう言う時は、確定申告時に戴く源泉徴収票の
漏れが理由の大半です。
会計事務所が把握していない所得があると
所得税の確定申告時に漏れてしまいます。
しかし、住民税の方は事業所や会社から
提出された給与支払報告書で個人の所得は
把握していますから漏れはありません。
*給与支払報告書が漏れていたら同じですが、、
今回も、なぜ税額一覧と住民税の納付書との
相違があるのか分からず、市役所まで尋ねに
行ってきました。*教えて貰えないと思っていましたが、すんなりと、、、
相違の理由は意外な事でした。
本人も私も最初は理由が分からず
困りましたが、原因が分かれば、
なんだ、そんな事か、、、、と。笑
分からないことは、やはり聞いてみるものだと。 ^^
*あとは所得税の修正申告が必要です、、、
【編集後記】
午前中はZOOMにて打ち合わせ。
静かな環境が無いため、本当は
その都度、時間貸しのミニ会議室を
借りたいです。
事務所に個室がないのが問題ですが、、
近くに良い所はないかな??
【昨日の1日1新】
建設特殊車両のお話し