お客様に寄り添う事の難しさ

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6月に入ってからいろいろな事が
重なりました。

何件かのお客様と今後について
話し合う機会があったのですが、
何年もお付き合いさせて戴いているのに
初めて聞く話や、急な話(※)が一週間以内に
立て続けにありました。実は今朝も、、、
※会計事務所で急な話といえばアレです。

数字を追うだけでは分からない

お客様の事業の姿は基本的に数字で診ます。
ただし数字だけでは分からない事がたくさんあります。
もちろん判断の元になる試算表の数字が正しくないと
いけません。

事業上の利益を掴むだけで無く、その先の個人(プライベート)の
お金の流れも少しは知っておく必要があります。

・毎月幾らくらいの生活費が必要なのか?

・個人(プライベート)の方で借入金(住宅ローンを含む)はないか?

・連帯保証債務の返済など特殊な事情はないか?

利益(所得)が出ていて役員報酬等をたくさん取っていても
個人の支払いが全く追いつかない場合もあります。

私の経験した例

・役員報酬をもらっていても家族に渡す金額に足りず
かなりの額をキャッシングしていたケース。

・個人事業で経理を身内の方がやっており、税金などの支払い
が足りない時に、事業主に心配をかけまいと、内緒でかなりの額を
自己負担していたケース

いずれのケースも「少し厳しいけれど何とかなっていた」
と思っていました。しかし現実には厳しい現実がありました。
私が知ったのは少しで、とても悔しい思いをしました。

寄り添うって難しい

普段からプライベートな事も結構話して下さる
お客様でも、後になって「何故その事は話して
貰えなかったのですか?」となる場合があります。

「何でも話(相談)してくださいね」と日頃から
お伝えしていても、話があった時にはすでに答えが
出ていて結果報告のような場合があります。

問題等について決定を下すのは、もちろん経営者ですが、
大きな決断をする場面で相談がないと少し悲しい気持ちに
なります。

事前に相談を持ちかけられてもお役に立てない
事の方が多いのも事実ですが、お客様もこちらに
気を使って相談されない場合もあるのも確かです。

話せる事、話せない事

本人にとってのプライベートの深さは他人のものとは
異なります。「家庭の重い話など、そんな事を他人の
私に話してしまっていいのですか?」的な話される方でも、
「こんな些細な事を何故今まで黙っていたのですか?」
「事前に話してもらえれば、、、」となる事があります。

何故あの話はできても、この話は私に話せ(さ)なかったのか、、、
逆に気がつけなかった私も後悔の念が募ります。
ある程度の信頼関係はできていると考えていますが、
それでも話せる事話せない事があるようです。

プライベーなことは別にしてビジネスに関することは
1人で悩まず会計事務所等に相談して戴けると幸いです。

今回も自戒の念を込めて、、、

【編集後記】

今日から新しいセミナーが始まりました。
愚直な実践で行くしかありません。
同じグループには個性的な方々が
いっぱいでした。
とても楽しみです。

【昨日の1日1新】

近所の「ユートピア」のケーキセット
ご馳走様でした!

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