「経営計画を作りましょう」と言っても誰も作りません。

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ここのところ経営計画のセミナーに
参加する機会が増えています。

先日はオブザーバーで参加している
養成塾が一区切りつきました。

「経営計画書を作りましょう」は禁句!!!

経営計画書の養成塾で学んだ事で一番目の収穫は
「経営計画書を作りましょう」は禁句だと
いう事です。

もちろん経営計画書を作りたいという意欲的な方には
上記のことは当てはまりません。

いくら経営計画書が経営に重要で役に立つものであっても
まだ経営計画書を作成した事がない方に「作りましょう」
すすめても、まず作ってもらえないという事です。

実際に私もお客様、あるいは見込みのお客様から
様々な反応をいただきました。

経営計画書をお見せしただけで、とくに説明はしていないのに
下記のような反応がありました。

「ふーん、、、」
「そういうのを見た(聞いた)事はあるけど、、、」
「うちはそういうの無理無理、、、」
「そういうのって、ちょっとね、、、」
「そういうの作っている人いるよね、、、」

逆に

「そうそう、これこれ、これを作りたかったのですよ」
「なにこれ? (ペラペラめくって)へえ〜すごいねぇ」
なんて反応はほぼありません。

「経営計画書」は作るのではなく出来上がっていくもの

経営計画書の養成塾での二番目の学びは、
「経営計画書は作るものではなく出来上がっていくもの」
という事です。

社長の経営における悩み事や仕事に対する想い、
会社の未来像や社員の未来像を質問していき、
それに答えていただきます。

社長の口からは日頃からの悩みや不満も出て来ますが、
最初どんな想いで起業したのか、どんな会社にしたかったのか、
社員にはどんなことを望み応えたいのか。

質問に対して様々な答え、答えというよりは社長の想いやワクワクする
未来像がどんどん出て来ます。そこには、何年もお付き合いしているのに
私の知らなかった社長の考えや想いが出てきます。

そんな社長の考えや想いを言語化していくと、自然と経営計画書が
出来上がっていくのです。

お客様の思いがけない反応

昨日お会いしたお客様には以前に一度「経営計画書」を
見ていただいています。その時は「ふ〜ん」と言った感じ
で無反応だった記憶があります。

しかし昨日、そのお客様に「経営計画書は自然に出来上がって行きす。
決して作ろうと思って作るものではありませんよ。」とお話し、
コーチング風の質問で社長の考えを言語化して行きました。

そうすると、社長はなんだか腹落ちしたようで、

「そうか、そういうことか!」
「これはちょっといいね〜使えるな〜!!」

というお話しになりました。

また他のお客様でも「経営計画発表会」を開催している会社が
ありますよとお話しすると、「決めた。1月にやりますわ」
という流れになり驚いています。

経営計画書ははっきり言って魔法の書です。
一度その良さを知ってしまうとトコトン
嵌ると思います。

忙しいから経営計画を自らたてる時間がない程おかしなことはない。
我社の未来を決めてしまう経営計画に、時間を節約するというほど、
間違った時間の使用法はないのである。
経営計画に時間をかけることこそ、時間の最も有効な使用法である。

一倉 定

【編集後記】

今日はCFC養成塾の最終日でした。
養成塾は終わりますが、これから
始まるCFC協会の活動を楽しみに
しています。

【昨日の1日1新】

お客様へのCFCの提案

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