現預金の最大化を目指しましょう。

Pocket

先週とあるセミナーに参加しました。

基本的には会計事務所やコンサル向けの
内容でしたが、講師の方が独特な方で
話も面白く気づきも多かったです。

普通の税理士と違う提案

テーマは「現預金の最大化」

※先日の「お金は大事だよ」と被りますが、
少し視点が異なります。

今回もセミナーの中での気づきをまとめて
みました。

・節税しない税理士
「社長、お金の出ていく節税は
止めにしないっすか!!」

少し利益が出たからといって
キャッシュの出ていく節税方法に走らない。

税金はしっかりと払ってキャッシュを
残す。利益を出して税金を払わないと
銀行からも借り入れができません。

・現預金残高をみる。
「社長、現預金残高少ないっすね!!」

世の中、現預金残高の少なすぎる会社が多い。
一概には言えませんが、月商の2〜3ヶ月分の
現預金残高は欲しいです。
※ネットキャッシュ比率30パーセントとか。

・取引金融機関の数をみる。
「社長、取引銀行の数少ないっすね!!」

1つの金融機関に絞っても何の良いことも
ありません。複数の金融機関を上手に使って
借入れしやすい体制を作りましょう。

・借入金残高をみる。
「社長、もっと借入しても良くないっすか?」

あまり借入を悪と考える方はいないと思いますが、
借入金残高を減らすことばかりに気をとられず、
現預金残高に気を使いましょう。

・保証協会付きからプロパーに
「社長、やっぱりプロパーで借りたいっすよね!!」

財務体質が弱いといつまで経っても保証協会付き
でしか借りられません。利益を出し税金を払って
決算書を金融機関への交渉の材料としましょう。

・連帯保証人外し
「社長、保証人外したいっすよね!!」
なかなかハードルは高いですが、上記の
プロパーの問題と同じです。借換えの際に
保証人を外した借入にすることも考えられます。
やはり財務内容次第かと。

会社の目的の共有

お客様の会社(社長)が何のために会社を経営しているのか?
お客様の会社(社長)が会社を止める時どうするのか?

お客様(社長)がどのような考えで会社を経営し、
どのタイミングで止めるのかを会計事務所側も
しっかりと共有する事が大切です。

それくらいお客様に寄り添いたいものです。
会社の出口戦略については意外とお客様と
考え方の共有をしていないと思います。

会社の出口とは次の5つがあると
説明されました。
①上場(IPO)
②M&A
③事業承継
④清算
⑤倒産

私のお客様で考えると
②(買われる側)と③と④を経験しています。
実際には②と③が多いと考えられます。

会社を経営していく上で出口をどうするかを
考えていない経営者が多いと思います。

私も①の上場は難しいとしても、②のM&Aを経験して
④や⑤のマイナス?な終わり方でない方法もあるのだなと
気づかされました。

うちの会社なんて売れるはずがないと考えていても
資産、特殊な技術、職人がいるなど会社の
内容によってはM&Aの可能性はあります。
※もちろん買う側の可能性もあります。
※借入金が多く債務超過、そんな会社のM&Aを経験しました。

財務とは調達・運用・回収

「投資は小さく、回収は早く、調達は大きく!」

何か始める場合に一か八かの投資は危険です。
投資をしたらされに対する効果を早く回収する
必要があります。※売掛金等の回収とは異なりますが、そちらも重要ですね。
そして金融機関からはなるべく多く借りて
おきます。
※もちろん限度はあります。

やはり「潰れない会社になるために現預金を
多く持ちましょう」ということです。

現預金を多く持つとついつい良からぬお金の
使い方をする方がいますが、そうならないように
注意も必要です。

【編集後記】

午前と午後と外出していましたが、
暖かさが異常なくらいでした。
もう冬は終わりでしょうか???

家庭によって親子関係はいろいろです、、
他人には分からないことも多いと思い
ますが、親も子もそれぞれを労りたい
ものです。

親子仲良く、兄弟仲良く、、、

【週末の1日1新】

子供とお昼から焼肉

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。